新型うつの特徴

通常とは何が異なるのか

ナース

ありがちな身体症状

通常のうつ病では抑うつ症状というのがよく見られます。抑うつ症状の中には、倦怠感などの体が重く感じるものもありますが、新型うつ病の場合、体にまるで鉛が入っているかのように重く、動かすことができないというような症状が出ます。この状態を鉛様疲労と言い、この疲労感はかなりひどいもので、通常の倦怠感とはまったく異なる症状です布団に横になったまま、体がそのままそこへ沈み込んでいくような気持ちになります。また、従来のうつ病とは正反対の症状がでやすいのも新型うつ病の特徴です。たとえば、過眠がそのひとつです。従来のうつ病では、嫌なことが頭によぎってしまい、なかなか眠ることができません。この不眠や中途覚醒などで苦しむのとは対照的に、新型うつ病では嫌なことから逃避するように長時間眠ってしまうことがあります。ひどくなると嫌な会議の席や授業になると眠ってしまうということもあるほどです。加えて、うつ病が食欲不振になるのとは逆で、過食になることもしばしばあります。会社帰りに食料を大量に買い込んでしまい、弁当を4、5個一気に食べたりします。さらには、スナック菓子をドカ食いすることもあり、吐いてはまた食べるという過食嘔吐も一つの症状です。この過食は新型うつ病の女性に多くみられ、男性がアルコールに依存するように、女性は食べ物に依存してしまうという傾向が強くなります。そのほか、従来のうつ病同様に、自律神経の乱れが原因で起こる症状を訴えることもあります。たとえば、頭痛や微熱が続いたり、胃腸の不調を起こしたりするのが一般的です。この症状が続くことにより、新型うつ病だとは気づかずにいたり、受診したとしても内科にいってしまったりするケースが多くあります。しかし、身体的原因が見つからないので、精神科や心療内科を訪れてはじめて新型うつ病だとわかることがほとんどです。身体的症状以外を見ていると過食や過眠だったり、ちょっとだらしなくみえたり、甘えているだけのように見えることもあります。しかし、放置しておけば問題は深刻化するばかりなので、周囲も何かおかしいなと気づいたりした時には、受診をすすめたり、サポートしていくことが大事です。

男の人

うっかり傷つけないように

新型うつ病の人は些細な言葉で傷つき、立ち直れない性格の人がなりやすいです。本人は認識の仕方を変えるような治療を行う必要がありますが、周囲は知らぬ間に傷つけてしまわぬように、病気を理解しながら発症の予防やサポートしていくことが重要です。

カウンセリング

病気であると気付くこと

新型うつ病は、好きなことには取り組めるが嫌なことには強い無気力感や嫌悪感を覚えて取り組めないのが主な特徴です。周りにも自分自身でも病気であると認識されづらい問題がありますが、不調に気付き診断を受けることが大切な一歩です。

婦人

病院探しの際には

新型うつ病は新しいうつ病の形で、旧来の一般的なものとは違う面がありますから、病院選びの際にも気をつけたいポイントがあります。医師によって理解や治療方針が異なりますから、精神科や心療内科の中から、信頼できるものを選んでいきましょう。

聴診器

違いを知ることが大事

新型うつ病の治療薬は、様々なものが開発されています。従来使用していたもの以外でも、様々な新薬が開発されているということはとても大切なポイントです。新薬を利用する場合には、きちんと医師に副作用などの説明を求めることも大事です。

女の人

新しいタイプも治療できる

新型うつ病は仕事の時だけ症状が出てしまうというもので、上司や周囲に理解されにくいという特徴があります。対応方法も種類が多いですから、しっかりと自分にあっていて、さらに納得できるということが第一条件です。